ゆるふわdiary

好きなこと(特に本)についてゆるっとふわっと語るブログです。

私の好きな塩対応ヒロイン本

いつもは健気だったり可憐だったりするヒロインを応援したくなるのですが、たまにヒーローに塩対応な異色ヒロインの物語を読みたくなります。そこで今までに読んだ本の中で塩対応ヒロインが印象的だった作品を紹介したいと思います。



いつか陛下に愛を


異世界へ転生したヒロインは、その世界では珍しい黒目黒髪を持っていたため後宮へ献上されてしまう。何故か執着してくる国王を何とか避けようとするが。
ヒロインが本当にふてぶてしくて賛否両論あるかもしれませんが、言葉もわからない異世界で生き残る為に考えて行動する強かなヒロインが嫌いではなかったです。今まで女性のことを子を産む道具くらいにしか考えてなかった(と思われる)陛下に塩対応なのが痛快でした。
大人向け小説(TL)ですのでご注意下さい。



それなりに幸せです、たぶん


事故で障害を負ったヒロインが夫から離縁を言い渡される、という冒頭を読むと、なんて可哀相なヒロイン...と思ってしまうのですが、読み進めていくとそれがとんでもない誤解だったと気づきます。
夫がヒロインにもの凄く執着していて、しかも散々泣いてすがるタイプなので重い重い。そしてそれをハイハイと軽くあしらうヒロイン。そんな二人の様子にちょっと笑ってしまいました。それなのに何故冒頭のようなことになるのか、それが徐々に明らかになっていく展開で、ときめきはないけれど面白かったです。
大人向け小説(TL )ですのでご注意下さい。



誰かこの状況を説明して下さい!


貧乏貴族令嬢ヒロインは、若きイケメン公爵に縁談を申し込まれる。不釣り合いな縁談を不思議に思っていると、公爵はヒロインにお飾りの妻になって欲しいと言い出して。
ヒーローの所業はうわあ~酷いと思ってしまうのですが、ヒロインがヒーローのことを全く恋愛対象と思ってないので悲壮感がなく明るいコメディになっています。ヒーローがヒロインの魅力に気づき徐々にヒロインに近づこうとしても、「亭主元気で留守がいい」とばかりに使用人たちと楽しい生活を送っているヒロインに全く気づかれないのがいい気味です(←意地悪)。



政略結婚の在り方

政略結婚の在り方 (メリッサ)

政略結婚の在り方 (メリッサ)

  • 作者:園内 かな
  • 発売日: 2015/05/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


このお話も、比較的最後の頃までヒロインがヒーローに何の情も持たず、側室に任せて(この側室も自分でヒーローに紹介した)自分は隠居したいと思っているという、ロマンス小説ではなかなかお目にかからない展開。ヒーローが最初からヒロインに優しくしていればこんなことにならなかったと思うのですがね...。
大人向け小説(TL )ですのでご注意下さい。



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