ゆるふわdiary

好きなこと(特に本)についてゆるっとふわっと語るブログです。

私の好きな歴史もの 年代順まとめ

以前Twitterにて自由研究と称して、今まで読んだ歴史もの(コミック含む)で特に心に残ったものを年代順に並べてみたのですが、せっかくまとめたものを忘れないように今回こちらのブログにも新たな本を追加して記述することにしました。

こうやって年代順にしてみると、あの人はあの人と同じ時代を生きてたんだなとか、あの人はこの時代の人だったのかとか、年代を覚えるのが苦手な私でも何となく頭の中で整理できた気がします。

 

 

☆女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人☆

1077年に聖職叙任権をめぐって教皇と対立していた皇帝が、カノッサにて教皇に赦しを請うたという事件「カノッサの屈辱」。その時二人の仲介をしたという女伯爵の半生を描いたもの。教皇と皇帝の闘いに自ら飛び込んでいくヒロインが苛烈。

 

 

☆アンナ・コムネナ☆

1095年からお話が始まる。アンナはカノッサの屈辱よりもちょっと後の時代の人だったのね。そしてこのコミックで初めて知ったのは、ビザンツにおいて第一次十字軍は厄介な存在だったということ。前述の本のマティルダは十字軍に参加したらしいです。

 

 

☆花巡礼☆

1147年から始まるお話。これは前述の本とは逆に、第二次十字軍に参加し西欧諸国からビザンツエルサレムに向かう人々を描いたもの。女公アリエノールの存在感が凄い。この方が主役のお話があったら読みたい。

 

 

☆言の葉は、残りて☆

ヨーロッパにて十字軍の遠征が始まった頃、日本は平安時代だったのね。こちらはそれよりもちょっと後、三代鎌倉将軍実朝とその妻信子の悲しい運命の物語。

私は今年の大河ドラマを観るときの参考本にしています。

 

 

☆斜陽の国のルスダン☆

1200年代前半。ヨーロッパで初めてモンゴルと戦った国ジョージアの女王の一生。何とかルスダンを助けたいという夫ディミトリの深い愛。涙なしに読めないです。

今度宝塚で上演される予定になっていて嬉しい。

 

 

☆天幕のジャードウーガル☆

1200年代前半。イスラム圏に住んでいた少女がモンゴルに制圧され強制連行、しかしその地で知性を武器に強かに生きていく物語。

可愛い絵柄なのに内容は超ハード。強かなヒロイン好きだけど、なかなか読み進めるのが辛い...。でも続きが気になる。

 

 

☆ヴラド・ドラクラ☆

少し時代が進んで1400年代中期。ドラキュラのモデルになった人物。大国オスマンハンガリーに挟まれそれだけでも舵取りが大変なのに、国内のゴタゴタがヴラドを悩ませる。そしてとうとう怒りが爆発し...((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

 

☆夢の雫、黄金の鳥籠☆

1500年代前半。スレイマン1世の後宮で奴隷の身分からのしあがっていくヒュッレム。実際には敵対していたと言われているヒュッレムとイブラヒムを、恋仲だったという設定にしたのが凄いと思う。

 

 

オダリスク

こちらもスレイマン1世の後宮に入れられた女性達の物語。

後宮の実権を握った後のヒュッレム様が描かれていてカッコいい。そしてこの作品では最初からずっとイブラヒムを恨んでます。ドロドロを描くだけでなく、女性達がしがらみから解放され自分の道を歩んでいくというスッキリとした味わいのラストで好き。

 

 

☆王国の子☆

1500年代半ば頃。ヘンリー8世エリザベス1世の辺りのイギリスをモデルにしたと思われる物語。エリザベス1世が「処女王」と言われていたことを上手く作品に取り込んでいて凄い。

前述のヒュッレムとエリザベス1世、ほぼ同じ時代を生きていたのね。

 

 

☆縁切り寺の尼姫☆

1600年代前半。豊臣家が滅んだ後の、ゆかりの姫君達の凛とした生き方が素敵。

家康が大阪城を攻めるのに、エリザベス1世から大砲を購入したという話を以前テレビの歴史番組で言っていたのを聞いたけど、本当かな?

 

 

☆悪役令嬢に転生したはずがマリー・アントワネットでした☆

1700年代中期。日本のアラサー女性がマリー・アントワネットに転生していたというお話。軽い内容なのかなと勝手に思っていたけど、作者様の歴史愛溢れる内容でした。

 

 

☆帝冠の恋☆

オーストリア皇妃エリザベートの姑として有名なゾフィー(1805生~1872没)が、ナポレオンの息子フランツ(ナポレオン2世)と恋に落ちていたかもしれない...という設は今まで知らなかったので驚きました。その当時の世界情勢を絡めたドラマティックな悲恋ものです。

 

 

☆皇妃エリザベートのしくじり人生やりなおし☆

オーストリア皇妃エリザベート(1837生~1898没)が少女時代に時間がまき戻ってやり直すお話。やり直しにより歴史が変わっていくので、あくまでもパラレルワールドのお話として読めば面白いです。

悲劇の皇妃が今度は幸せな人生を送ることができて良かった~。

 

 

伯爵と妖精

こちらの作品は思いっきりフィクションですが、お話の要所要所にイギリスのヴィクトリア女王(1819生~1901没)が出てくるので一種の歴史ものということで記しておきます。

皇妃エリザベートヴィクトリア女王、同じ時代に生きた女性だったのね。

 

 

はいからさんが通る

こちらもフィクション。でも大正時代(1912~1926)が詳しく描かれている名作なので記しておきます。

そうか、約百年前の物語なのか。私の亡くなった祖母が大正生まれだったので、そう昔の話ではないのだな...。