ゆるふわdiary

好きなこと(特に本)についてゆるっとふわっと語るブログです。

2020年読んで面白かった本⑤

④の続きです


16 わたしの幸せな結婚 三

わたしの幸せな結婚 三 (富士見L文庫)

わたしの幸せな結婚 三 (富士見L文庫)

和風シンデレラストーリーとして有名になった本ですが、勿論こういうお話は大大好物で4巻全て持っています。2020年には3・4巻が発売されましたが、特に好きなのは3巻。清霞の家族に会った美世が頑張るのです。今まで自己評価が低くすぐ悩みがちだったあの美世ちゃんが!清霞様母に意地悪されても今まで実家でされていた事に比べれば何てことないんだろうね。張り切る美世ちゃんに逞しくなったねと言ってあげたい。清霞様ともお互いに想いあっているのが溢れ出ている感じがとても良きかな。



17 暗殺人形は薄幸の新妻を溺愛する

最後まで読むとおおお~!となった本。心を失くしたヒーローがヒロインと出会い結婚したことになり人間らしくなってきて良かった...で終わるかと思ったら、ヒーローの独白があり真実が語られ幕を下ろす展開にやられました(笑)。ヒーローこの時は本当はこんな風に思っていたんだろうなと、いろいろ想像しながらもう一度読み直してしまいました。
大人向け小説(TL)なのでご注意下さい。



18 緑の雫

緑の雫: 1 (メリッサ)

緑の雫: 1 (メリッサ)

TLと言うよりはファンタジーと言っていい作品だと思います。 異世界転移したエステティシャンのヒロインがその技術を使って緑の魔女として生きていくお話で、森でスローライフを送っていたのに段々と貴族間の争いに巻き込まれてしまう展開が面白かったです。2巻ではスペクタルなシーンがあって、1巻から続く様々な伏線がここで回収されたのが見事でした。最初お互いに感じ悪い...と思っていたヒーローとの関係の変化も丁寧に描かれていて良かったです。2巻収録の3つの番外編がどれも心に染みました。
大人向け小説なのでご注意下さい。



19 皇妃エリザベートのしくじり人生やりなおし

暗殺されたのち6歳の少女時代に逆行してしまったオーストリア皇妃エリザベートのやり直し人生。史実とは全く違う結末になっていくのですが、悲劇の人だったエリザベートが幸せになってとにかく良かった!出てくるウィーンのお菓子やコーヒーが美味しそうです。宵マチさんの表紙がとても美しく、我が家のmy本棚に長い間飾り表紙を愛でた作品でもあります。



20 王妃ベルタの肖像 2

国王の第二妃として嫁いだベルタ。王を愛さず愛されることも望まない覚悟だったのに、思いがけず第一王子を妊娠してしまったことで宮廷の権力闘争に巻き込まれていきます。2020年には1・2巻が出版されたのですが、1巻は賢いベルタの物語だったのに対し、2巻は人らしく思い悩むベルタの姿が見られて物語に深みが増した気がします。陛下の心変わりの速さにはえええ~となりましたが(笑)、最後ベルタがようやく陛下のファーストネームを呼ぶシーンが、この夫婦何とか上手くやっていくんだろうなという未来が想像できて好きです。